エクシブ箱根離宮 散策倶楽部
『地元民がご案内!箱根路地裏散策vol.17 元箱根編②
~浜美枝邸でのイタリアンランチと知られざる元箱根巡り~』
2015年4月23日(木)

コース料理を堪能していただいたあとには、ご自宅の内部を拝見させていただきます♪
こちらのお部屋は輝かしい、うるし天井が印象的。うるし天井は今から120年前のものだそうです。
この輝きからも大切に使用されていることが伺えます。

奥へ進んでいくと、囲炉裏もありました♪ 囲炉裏を囲みながらの、友人や家族との団欒に憧れます!

大きな木製のキッチンも素敵です。
大小様々な鉄瓶が並ぶ様子もおしゃれですね!
こちらのキッチンは土間のように造られていました。

さらに奥には、ステキなサンルームも。
晴れた日に箱根の自然に囲まれながら、ここでティータイムや読書…♪など
妄想がふくらみます!

出発前に集合写真を撮影しました。

金子さん、お忙しいところご案内いただき
ありがとうございました!

箱根やまぼうしさんを出発し、徒歩15分ほどで「箱根関所」さんへ。
こちらは箱根関所の林さんにご案内をいただきます♪
写真右手にいらっしゃるのが林さんです!

まずは、厩(うまや)をご案内。
こちらには5頭の馬をつなぐことができるように造られていましたが、実際に使用されたのは2頭分だったのだとか。
空いたスペースは納屋として使われていました。

厩の裏には当時のお手洗い、雪隠(せっちん)がありました。
こちらは役人用のものであったそうで、旅人が使用することはできなかったようです。

「大番所」に移動してきました。
こちらでは箱根関所を通る旅人に対して関所改めを行った場所です。
なにやら奥の縁側に人の影が・・・

こちらは「人見女」と呼ばれる女性の役人と旅人です。
箱根関所は出女を厳しく取り締まっていたため、女性の身体的特徴と通行手形に書かれている特徴が同じであるか、入念にチェックする役人がいたのです!
おそろしい形相からその徹底ぶりが伺えますね…
人見女はお婆さんが多く、別名「改め婆」とも呼ばれていました。

こちらは「面番所」と呼ばれ、小田原藩の役人たちが並んで座っています。
ここでは箱根関所を通る旅人に関所改めを行いました。
箱根関所ではメインにあたる重要なお部屋です。

こちらでみなさんにご覧いただいているのは箱根関所の役割が記された高札です。
よく「入り鉄砲に出女」といい、西から江戸に入る武器についても厳しい取り締まりが行われていたといいますが、高札には「鉄砲」に関する記載はありませんでした。
実は鉄砲についてはみていなかったのでは…?との話もあるそうです。

階段を上った先に見えるのは遠見番所と呼ばれる建物で、そこから芦ノ湖まで一望することができます。
旅人が芦ノ湖を船で通行することは禁止されていたため、遠見番所から昼夜問わず足軽が見張りを行っていました。
登るにはなかなかの急な階段がつづいていますね!

箱根関所資料館の中もご案内いただきました。
中には通行手形や、先ほど外でみた高札が飾られていました。
他にも、徳川吉宗の命によって、ベトナムからやってきた象が箱根関所を通ったお話や、関所破りをしたお玉ちゃんという女の子のお話などたくさんのお話をしていただきました!
林さん、ユーモアを交えながらの、わかりやすいご説明をありがとうございました!

こちらで本日の散策は終了です♪
遠方からお越しの方など、お時間の都合で最後までご参加いただけない方もいらっしゃいましたが、ご満足いただけたようで嬉しい限りです!
お忙しいところご参加いただき、ありがとうございました。


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